払い過ぎた利息が戻る!?プロミスでも過払い金請求ができる!

現在ではカードローンはすっかり私たちの生活に浸透し、利用者も増えましたが一昔前はカードローンは危険なものと考えられていました。違法業者による高金利な貸し付けや暴力による取り立てが社会問題となった時代もありました。

私たちが安心してカードローンを利用できるようになったのも貸金業者に対する様々な法律が制定され制限が設けられたためです。現在は貸付額や金利に上限が設けられ、身分不相応な借入はできなくなっています。

また金利が現在の20.0%まで引き下げられる以前に高金利で借入した方は現在の金利に引き直して差額分の返還を受けられるという救済処置もあります。払い過ぎた利息分が還付される過払い金請求について今回は詳しくご説明したいと思います。

過払い金請求という言葉を初めて聞く方がいる一方で、対象かもしれないけれどどのような手続きをすればいいかわからないという方もいるでしょう。そんな方々のためにとくに利用者の多いカードローンプロミスを例に過払い金請求についてご紹介します。

過払い金請求は当然の権利ですし、手続きは決して難しいものではありません。今回はプロミスの歴史を紐解くことでカードローンの歴史そのものを振り返ってみたいと思います。

過去にカードローンを利用した方の中には過払い金請求の対象となる方がいるかもしれません。少しでも心当たりがある方はぜひチェックしてください。

カードローンの歴史!かつては危険と思われていたことも

カードローンと言えば現在では誰もが安全に利用できるようになりましたが、かつては危険な存在と思われていました。カードローンの始まりは1960年代にさかのぼります。戦後の高度成長期には全国的に個人融資のニーズが高まります。

貸金業はそもそも大阪でスタートしたと言われています。当時は利用者の多くがサラリーマンだったためにサラ金と呼ばれていました。法律による規制などもなかったために貸金業者は高い金利でお金を貸し付け膨大な利益を得ていました。

バブル期には金利100%以上ということも珍しくありませんでした。もちろん中にはお金を返すことができない債務者も多く、自殺や夜逃げなどが増えました。よく映画のワンシーンで暴力的な取り立てが行われる場面がありますが実際の取り立てはもっと厳しいこともありました。

上限金利と貸付額の制限

その後サラ金は社会問題となり、行政指導のもと貸付額や金利に制限が設けられるようになります。

金利の上限は徐々に引き下げられ現在では年率20.0%を超えて貸し付けを行うことはできません。

また総量規制が導入されてからは貸付額は最高でも年収の1/3までと制限されています。年収が300万円の場合、最高でも限度額は100万までとなります。

総量規制によって思うように借入ができないと不満を持つ人もいるようですが、身分不相応な借入をすればトラブルに発展する可能性が高くなってしまいます。

以上のようにカードローンは行政の指導のもと消費者の利益を優先する形で進化してきました。現在では高金利での貸し付けはもちろん、無理な取り立て行為は一切禁止されています。そのおかげで私たち消費者は安心してお金を借りることができるというわけです。

払い過ぎた利息を取り戻すのが過払い金請求だ!

カードローンについて調べていると過払い金請求という単語を目にしますが、過払い金請求とはどんなものなのでしょうか。まずは過払い金請求についてご説明します。

過去に消費者金融やクレジットカードを利用していた方で高い金利で返済をした方の中には過払い金が発生しているケースがあります。現在では金利の上限は20.0%となっていますが、かつては金利に制限はありませんでした。

金利が制限されるようになってからも利息制限法の上限金利と貸金業法の上限金利に差があったため、業者の中にはグレーゾーン金利と呼ばれる間の金利を使って利益を得るものもありました。

グレーゾーン金利で支払った金利20.0%以上の利息分は過払い金請求を行うことで取り戻すことができます。

とくに長期にわたって高金利でカードローンを利用していた方は過払い金が発生している可能性が高いので過払い金に詳しい法律事務所などに相談してみるといいでしょう。

過払い金請求の流れ

法律事務所に相談した場合の過払い金請求の流れについてご説明します。

①過払い金の計算:貸金業者へ取引履歴の開示を求め、現在の法定金利に引き直し、過払い金の請求金額を計算します。

②弁護士などから貸金業者に対し「過払い金返還請求書」を送ります。

③貸金業者が返還に応じなかった場合には引き続き交渉をします。返還に応じた場合にはきちんと返還されるまでサポートします。

貸金業者が返還に応じない場合には、裁判に発展することもあります。和解または判決となり、判決の場合は判決結果に基づいた金額を請求します。

過払い金が返還されるまでどのくらいかかるのか

法律事務所が貸金業者に取引履歴の開示を求めてから実際に開示されるまで1ヶ月~3カ月かかります。履歴が開示されてから実際に変換されるまでさらに1ヶ月~3カ月かかります。裁判に発展した場合にはさらに時間がかかってしまいます。

過払い金請求の依頼から実際に過払い金が返還されるまで短くても6カ月程度かかると考えられます。

正確な取引履歴がわからなくても請求できるのか

かつて消費者金融を利用していたけどいつ頃なのか、いくら借りていたのかわからないという場合でも借入先やおおよその期間がわかれば貸金業者に取引履歴の開示を求めることはできます。

ただし、過払い金を全額取り戻すためにはより正確な情報が必要です。契約書などが残っていることが望ましいですが、そうでない場合でもできるだけ借入時期や金額について詳しく思い出してください。

すでに完済済みでも請求できるのか

過去に消費者金融を利用していたけどすでに完済済みという方でも過払い金請求は可能です。借入時期にもよりますが、過払い金が発生している可能性が高い場合契約書類などをチェックするか、貸金業者に開示請求をして借入時期や金額を確認しましょう。

ただし、過払い金の返還請求権は完済後10年で時効になりますので早めに手続きを開始することをおすすめします。

プロミスで過払い金を請求する際の注意点

プロミスはカードローンの中でも老舗でその歴史は長いので高い金利でお金を借りた人も多いのではないかと思います。プロミスに対し過払い金請求をする人は多いのですが、プロミスは現在SMBCグループの一員となっていて誠実に対応してくれます。

しかし、だからといってプロミスが自主的に過払い金を返金してくれるわけではないので、自ら調べて過払い金請求を行わなければなりません。

過払い金の有無を把握すること

過去にプロミスを利用していたことがあるけどいくらぐらい過払い金があるのかわからないというときは、利用していたローンカードを確認するといいと言われています。無地のゴールドのカード、ゴールドに黒のラインが入ったカード、シルバーのパルカード、とくにこの3種類のカードを利用していた方は過払い金が発生している可能性が高いです。

過払い金には請求期限がある

過払い金請求は完済後10年となっています。現在返済中であれば過払い金請求はできません。過去に完済したことがある場合には、過払い金請求が時効となってしまうケースもありますので注意しましょう。

信用情報に傷がつくことも

過払い金請求を行うことは債務整理の一部とみなされ信用情報に履歴が残ります。

信用情報は金融機関の間で情報が共有されていますので、ブラックとなり今後ローンやクレジットカード審査に影響することも考えられます。

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弁護士に依頼する場合は手数料がかかる

過払い金の請求は自分で行うこともできますが、やはり弁護士など法律事務所に依頼する方がスムーズかつスピーディに行うことができます。ただし、当然弁護士に依頼するとなると相応の手数料を支払わなければなりません。

法律事務所の中には過払い金請求を得意とする事務所もあり、手数料は返還される金額の約20%~30%となります。

カウンセリング料や着手金は無料というところもありますので、十分な情報を集めたうえで依頼先を決めることが大事です。

以上が過払い金請求を行う上での注意点です。過払い金請求にはメリットデメリットがあることをしっかり理解したうえで手続きしましょう。

プロミスで払い過ぎた利息を取り戻せ!

過去にカードローンを利用していた経験のある方の中には過払い金請求について知らない方も少なくありません。知らなければ払い過ぎた利息分を取り戻すこともできません。

過払い金請求というとなんだか複雑な手続きが必要で時間がかかるイメージがあります。また貸金業者はできるだけ過払い金の支払いを拒否しようとするかもしれないと思われがちですが、過払い金請求は利用者の正当な権利です。

その点プロミスなら誠実にスピーディに対応してくれます。過払い金請求を実際にした人の口コミをチェックするとプロミスでは全く問題なく返還に応じてくれたそうです。

ただし、過払い金請求を行うためには弁護士などの法律の専門家に依頼することになり、返還額の20%~30%の手数料を支払うことになります。また借入額や借入期間などできるだけ正確な情報が必要となります。依頼してから実際にお金が戻るまで半年程度かかる場合もあります。

また過払い金の請求は完済後10年で時効となってしまいますので対象の方はなるべく早く手続きを行うことをおすすめします。払い過ぎた利息が戻るなんて、と半信半疑の方もいるかもしれませんがぜひ手続きしてみてください。